ファスナー シルバー925 金具 製作の続き2

ファスナー　シルバー925　金具　製作の続きです。

今回は　デザインＡ　の細長いファスナー金具

製作のご紹介です。。。





ご指定頂きました　銀板にカット！

こちらも　鋳造いたしますと　縮小しますので

若干　大き目に製作します♪



問題は　桜の彫り（刻印）です。

先ずは　桜花びらの刻印を製作します！

1種類ですと　動きが出ないので　今回は　3種類製作しました！




タガネの製作方法はこちらになります！

今回は　赤タガネで製作、、、

加工したい　先端の部分を　赤くなるまで熱し

そのまま　放置いたしますと

ヤスリで　加工できるくらいの硬さになります。






5～10分程度　放置で問題ないです、、、








先端を　桜の花びらを削りこみが出来たら


焼き入れで　タガネを硬くします。。。





焼き入れは　再び　先端部分を赤くなるまで熱し

少し、色が変化してきたら　一気に油の中に入れ

焼き入れ（硬く）します。



焼き入れで　大切なのは

冷やすタイミング

冷やす角度です。。。　一気に垂直に入れます、、、




早すぎますと　硬くなりすぎて　欠ける事があります！

遅すぎますと　先端が　潰れてしまいます！




ここまでは　想定内の作業でしたが

一番、心配していた部分は　ここからです。



お客様のご希望の厚みは　約1㎜！！！

桜の刻印が　片面だけでしたら　何の問題もございませんが　(ー_ー)!!


今回は、ファスナーの両面に花びらの模様を打ちこみます！

表側を打ちこみ逆面をそのまま打ちこみますと

最初に打ちこんだ部分が潰れてしまいます(>_<)


かと言って　彫りが浅くなりますと

研磨の時に　消えてしまいます　(*_*)


ここは　丁寧に仕事をしないといけない部分です(^O^)








無事！両面に自作しました　

桜花びらの刻印を深く両面に入れる事が出来ました！！！（汗）

しかも、フラットに　(^_^)




これで　ファスナーの原型が　3種類完成いたしました







ここから　ゴム型を取り　複製していきます。


ゴム型が　こちらになります↓↓↓















複製の時に　ワックスを流し込む場所は　ここから！！！






これで　複製が可能になります♪





キャスト、鋳造の製作、仕上げのご紹介は

明日、掲載いたします。。。






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